2022/09/23 14:19

こんにちは。

今日はネットショップでの返品について語ろうかと思います。

エゴトピアも含めて、小規模で運営しているネットショップは「基本的には」返品は禁止としています。

ただエゴトピアでは例外として、「現物が明らかにページの記載と異なるものは、着払いにて返品を承ります。」という表記はさせていただいています。
これは、私がうっかり違う商品を送ってしまった場合や、商品説明欄に記載のないダメージがあった場合のみ、受付けている返品です。
まあ、今のところゼロですけど笑。

なぜ返品が禁止なのか?
大手のECサイトやフリマアプリではオッケーなのに。

いくつか理由があるのですが、最も大きな理由は「差し替え」のリスクがあるからです。

要は、高い商品を買って、別の安い商品を返し、その後一切連絡が取れなくなる、という詐欺の一種です。
結果的に、高い商品を無料で手に入れられる事になりますので、立派な詐欺です。
baseのような独自ドメイン上で、個人情報を開示していただいた上での取引なら、その後の対応もできるのですが、
ネットでショップを開くのが簡単では無かった時代、オークションやフリマで匿名配送でのやり取りだと、訴訟も起こせません。

エゴトピアと同じぐらいの規模で運営している先輩方の中にも、何人か被害に合った方がいるみたいです。
かくいうウチは「差し替え」の経験はないのですが、「壊し」は一度ありました。

これは某フリマアプリでの取引だったのですか、
「商品説明欄に記載にないダメージがあった」とのお問い合わせがあったので、返品の手続きを進めました。
商品のお代と送料、プラス返送の料金も振り込んだのですが、帰ってきた商品を確認してびっくりしました。

シャツだったのですが、明らかにボディをハサミかカッターで切られた後があったのです。
その商品はもう、同じ値段では販売できません。立派な「営業妨害」にあたる行為なのですが、
匿名配送だったためこちらから動くこともできず、泣き寝入りするしかありませんでした。

同業者の嫌がらせだったのか、今となっては目的はわかりませんが、
それがあって以降返品のやりとりは、きっちりとお客さんの態度を見て決める事にしました。

そういった事情を明かしてしまうと、余計に古着を買うハードルが上がるのかもしれませんが、
古着を販売する事で生計を立てている者の苦悩もぜひ知ってもらいたいなと思って、
今回このお話をしました。

もちろん、頻繁に返品要請があるわけではありません。
事実、baseでエゴトピアをご利用してくださるお客様は、優しい方ばかりです。

時々baseでお問い合わせは来るのですが
「父の誕生日に送りたいのでラッピングをお願いしたい」
「定年退職した自分へのご褒美で、人生で初めてのお洒落を楽しみたい」
など、クレームとは程遠い温かいメッセージばかりです。

こういうメッセージ、私にとって最大の仕事のモチベーションになっています。
直接対面して接客しているわけではないけど、人の温もりを心から感じます。
いつも本当にありがとうございます。




さて、メインディッシュといきましょう笑。
某フリマアプリで頂いた、理不尽極まりないクレームです。
気の長いつもりの私が、本気でキレた案件です。

まずはこちらの、わたしが記した某商品の説明欄をお読みください。




要約すると「ファスナーが使えず右肩が裂けていますが、レアヴィンテージの為少し値段を上げています。」
ちなみに、2200円で販売していました。

こちらに対する「ありがたいご意見」がこちら。





とまあ、こんな感じでした。
まず、会話が通じていません。
誤字も多く、こちらの提示しているルールを無視した発言も多々あります。

そして「チャックが完全に外れていて...」の部分ですが、私が関与していないダメージでした。
おそらく「チャック」とは「スライダー」の事かと思います。
とはいえ、箱棒の欠損は確認している為、無理な使い方をすればスライダーが外れる可能性も容易に考えられます。
これは「あちらが破壊した」ということです。

さらに後出しで「破れ」のクレームも入れてきています。
このタイミングでそこを持ち出すということは、商品説明欄を読んで無かったということでしょうね。

極め付けは「やってることは詐欺」という、中傷発言。
匿名配送じゃなければ、立件して吸い取れた立派な違反行為です。

このあとも無視していたのですが
「会社の電話番号つきとめた」
「はよ金返せ詐欺師」
などという中傷や脅迫が続きました。

フリマの運営にも問い合わせたのですが、
「利用者どうしのやり取りで解決してください」との事で、頼りになってくれませんでした。

まじでフリマアプリ辞めようと思いました。

お客様全員がこんなクレーマーばかりではないので、余計に腹が立ちます。

このメインディッシュを公開したのは、同業者の方向けの注意喚起です。
フリマアプリを利用している以上、こんなハズレ客を引く可能性もあります。

くれぐれも、出品の際はご用心ください。

こんな一部のバカのせいで、古着文化を衰退させたくないと、
本気で思っています。

お客様の皆様、かっこいい古着を求め続けてください!
同業者の皆様、上質な古着を掘り続けていきましょう!