2022/11/12 15:14

何度もアナウンスしてすいません。

長袖シャツ、大量出品中でございます!


ヘビーネルやダックなど、
分厚い生地は対象外ですが、
ネコポス対応商品は
全て送料無料です。

ぜひ運命の一着を見つけてくださいね。


さて、大量入荷したシャツ、
まだまだ出品できないものもたくさんあります。
結構良さげなヴィンテージやグッドレギュラーなど
続々と出品予定なのですが、

ここで気をつけたいのが
「ブート品」
いわゆる偽物です。

古着屋を経営するにあたって
当然古物商の資格を持っているのですが、
もし偽物を販売してしまうと、
最悪の場合、資格剥奪なんてこともあるそうです。

古着しか能がない
社会不適合者の私は、
人生が終了してしまいます笑。

だからかなり気をつけて取り扱っています。

現在販売している商品は、
全て私の目で「本物だ」と
判断した上で出品していますので
安心してください。


一例として、
私が遭遇したブート品の一例を
ご紹介します。

お客様方、特に
古着にハマってまだ日の浅い
初心者の方には是非見ていただきたいです。

個人店の古着屋だと
結構平気で偽物を売ってたりするので...
(私が前に勤めていた個人店でもそうでした。
すごく嫌でした...)

ブートを掴まされないように、
正しい知識を身につけていきましょう。



まずはこちら。


ラコステのリネンシャツです。
現行のタタキタグで、ここまでは何の問題もないのですが。



胸のワニの刺繍に違和感を覚えました。
少し荒いというか、
本物は
もう少し口が裂けていたような気がしまして、

事細かに見てみますと

内側の写真がこちらです。
品質タグが付いていたであろう形跡を演出していますが、
糸が飛び出ているところの周りにステッチ穴がありませんでした。

そして、写真ではわかりづらいのですが、
飛び出た糸と生地の色が
微妙に違うんです。

ヴィンテージ物ならまだしも
大量生産が確立された現代なら
このミスはありえないです。

もちろん偽物判定をした理由は
これだけではなく、

ラコステのリネンシャツって、
名作のひとつとして有名なのですが
基本的に全部ボタンダウンなんですよ。
強度の関係だと思うのですが。

ただこちらは、
襟にボタンホールも
ボタン跡もありませんでした。

この辺は、
「どれだけ古着を触ってきたか」
という経験則で導き出した答えです。

初心者泣かせな一品ですね。
細かい細工を施していますが、
「俺じゃなきゃ見逃しちゃうね」
です!



続いての偽物はこちら。

ラルフローレンのオックスフォードシャツ。
定番の名作ですね。

ただね、私「元JAMスタッフ」なんです。
ラルフにはちょっとうるさいんですよ笑。

タグの騎手が持っている棒、
少し細いのがわかりますかね?
刺繍が抜けているとかではなく、
そもそも造形が少し違います。
最初の違和感はここでした。

さらに、本物ならタグの上部に
もう少しスペースがあります。
この騎手の棒、
カツカツに収まってますよね。

本物と見比べてみると
全然違います。

ラルフのタグは
本物なら、裏の補強ステッチを見れば
一目瞭然なのですが、
タタキなので確認不可能です。

でも、手触りでわかっちゃうんですよね...
「あ、ラルフじゃない」って。

続いて、
前見頃右の品質タグ。



ないです笑。
あった形跡もありません。
時々、内ではなく外に付いているものもあるのですが、
その場合は偽物ではありません。
生産国の違いによる個体差みたいなものです。

それからこちら

内側のサイドステッチ。
もちろん本物は閉じられていて
こんなにビラビラしていません。
ステッチ自体も真っすぐではなく
歪曲しています。

天下のラルフローレンさんですよ。
もうここ一発で「偽物確定」です。

最後に、判別の際によく言われる
「ポニー」を見ていきましょう。

ポニーでの見分け方は
「4本足じゃない」とか
「騎手の足、手綱が立体じゃない」とか
色々あります。

今回のポニーは...
粗がないですね...
なんでここは本物やねん笑

きっと、
目に見える箇所だけ成功に作って、
ほかは子供騙しみたいな感じで作ったんだろう
と想像できます。

ただ、ポニーだけをみて判別しちゃう方も
大勢いらっしゃると思うんです。
ラルフの顔ですからね。

でも、ラルフってのは
もっと深いんです。
「古着の定番」だからこそ
こういった精巧な偽物も
多く出回るんです。
(私には通用しませんが)

本当に気をつけてください。
お店で店員さんに勧められても、
まずはしっかり、細部まで確認しましょう。



最後に、
「俺じゃなくても見逃さないね」な
偽物をご紹介します。

ハイブランドに関しては
初心者だとか関係なく、
まず「本物かどうか」が
頭をよぎりますよね笑。

私もよぎりました。
ただ、グッチに関して
そこまで知識がないので、
グーグルさんに頼ってみたのですが、

真っ先に出てきたグッチのロゴが
違うんですよね笑。

微妙な違いなのですが、
フォントが違うんです。
イラレとかで作ったんですかね笑
可愛いねえ。


タグがこちら

タイ製ボディということですが。

グッチのTシャツって、
詳しくない私でもタグは知っています。

普通にこんなんじゃないですよ笑。

それに「タイ製」の時点で
ピンと来る人には来ますよね。

偽物を作る業者がかなりいるんです。
正直、中国と良い勝負です笑。

まあ、中国製だと、
本物だったとしても...
やめとこ笑

このタグは切っとくべきでしたね。
タイの別ブランドの無地のTシャツに
このプリントを刷ったのでしょう。
バレバレです。

そしてこちらのTシャツ、
「デニムジャケットのベール」に
入っていました。
別に珍しいことではないのですが。

普通に
「スラックスのベールを買ったら
パーカーが数枚入ってた」
的な事は多々あるのですが、

「デニムジャケットの中に
ハイブランドのTシャツ一枚紛れ込んでた」
は、まずない事ですね笑。

この時点で「本物ではない」と
察してました。

でも一応ね笑
一縷の望みをかけて
注視してみたんです。


という感じでした。
皆様も偽物に気をつけて、
楽しく健全な古着ライフを楽しんでください!