2023/07/19 11:36
ちわ。

最近ヴィンテージのTシャツをいくつか出品しました。
80〜90年代の、個人的にドストライクな商品を揃えています。
こちらは2001年製。
メジャーリーグの「鉄人」こと
「カル・リプケン・ジュニア」のTシャツです。
少々マニアックですかね。
マニアックついでに
こちらは2018年製の、比較的新しい商品なのですが、
WWE公式のグッズ。
狂乱の貴公子「リック・フレアー」のTシャツです。
個人的にプロレスが大好きなので、
掘り当てた時、変な声が出ました笑。
他にもいろいろ入荷していますので、
是非チェックしてみてください!
この間、ツイッターで嫌な投稿を目にしました。
おそらく演劇関係者なのですが
「演劇は時代の流れに置いていかれている」
という旨の発言でした。
ツリーにして、ウダウダと持論を展開してらっしゃったのですが、
ざっと要約すると
「最近の映画やドラマは観なくても内容がわかるようなPRの仕方をしている」
「それによって触れるハードルが下がり、若者を惹きつけている」
「演劇に関しては観ないとわからない。お金を出してハズレを引くメリットがある」
「演劇もSNSでのPRの打ち出し方を是正すべし」
という感じでした。
私は、この意見には全面反対です。
あくまで個人的な考えですが。
というのも、演劇に関しては
映画やドラマのような映像表現とは一線を画して然るべきだと思うんです。
古い考えなのは百も承知なのですが、
「舞台演劇」という表現は
徹底的にアナログなものであってほしいのです。
たとえば、1ヶ月前からチケットを予約して
そのためにスケジュールを調整して、
当日は片道1時間かけて劇場に向かい
4000円のチケットを払って90分の作品を観たとします。
そのうえでその作品がつまらなかった場合、
「損をしたな」とは感じます。
「時間も金も無駄になったな」と。
ただ、それも含めて演劇の醍醐味だと思うのです。
ハズレがあるからこそ、
良い作品に出会えた時の喜びも大きいものです。
あくまで、多くの作品に触れてきた私だからこその感覚
というのは承知の上なのですが、
演劇特有の楽しみ方だと思います。
そして、演劇を観に行く時に
劇場に入って、開演前に席に着きながら
パンフレットを読んで
ワクワクする時間も好きなのです。
SNS等の宣伝で、あらかじめ大筋の内容が分かってしまえば
この感情は得られないと思っています。
「どんな世界観なんだろう」
「どういう仕掛けや手法を使ってくるんだろう」
「どうやって空間を使うんだろう」
そんなことを考えながら待っている時間が好きです。
とはいえ、自分の中でそこまでハードルは上げないようにしていて、
どんなにつまらない舞台でも
「この役者さんはいいな」
「あのシーンは演出家の腕が光っていた」
というふうに
なるべく良い部分を観ています。
だから「ハズレ」をひいても、
実は苦じゃなかったりします笑。
逆説的に言うと
私が酷評する作品は「よっぽど見所がない」
ということにもなりますかね。
基本的に、他人様に批判することは滅多にないので
私が「つまらない」と評した作品は
「マジで演劇やめたほうが良い」
ぐらいの感情を孕んで苦言を呈しています。
少しゆるめの脱線をしましたが、
舞台演劇を観ることに関して
「無知は最高のスパイス」
だというのが
私個人の意見です。
意見であり、おすすめの楽しみ方です。
おそらく、この記事を読んでいる方の中には
演劇に馴染みがないという方も多くいらっしゃると思います。
ですので、私の言葉をきっかけに
「演劇、観てみよかな!」
なんて思っていただければ幸いです。
「演劇」って
ハードルが高いようで低い、
ようで少し高かったり、低かったり、
という感じです笑。
新しい趣味の開拓にはちょうどいいとは思います。
まあ、一歩目が大切ですかね。
何事にも言えることですが。
最後に、今回なぜこのトピックを取り上げたのか。
前述の関係者のツイートが発端なのですが、
演劇に携わってる側の人間が、
演劇の真価を疑うような発言をしていることに対して、
本気で腹が立ったからです。
以上です。