2023/07/24 15:46

こんばんは。


実は先日、誕生日でして
「31歳、こぶしで!」になりました。
プレゼントもたくさんいただきまして、ありがとうございます。


ミャクミャク様のハンドタオルいただきました!
31歳です!

私の親の同級生の方で、私が産まれた時から知っている方なのですが
いつまでも私は子供なのだそうです笑。
20や30など節目の誕生日などは
少し大人っぽいものをくださるのですが
まあ毎年、基本はこんな感じです笑。

そんな長年仲良くしている方も大勢いる一方で
「あんなに接点いっぱいあったのに全然仲良くないやん」
という人もいます。
というか、そういう人の方が多いですね。

個人的に真っ先に思い浮かぶのが
役者時代に同業だった人(仮にIとしましょう)です。

役者をやっていた当時、
「昭和町」という町に8年ほど住んでいたのですが
この町にはバンドマン、ダンサー、お笑い芸人など表現をしている人間が多くて、
週に2、3度集まって「昭和町界隈」みたいな感じで飲みに行っていました。

それぞれふらっと入ったご飯屋さんやバイト先で出会ったのですが
この縁を大切にしたいと思って、
一番年下であるはずの私が
いつも無理やり集めていました笑。
当時の私はそんな感じでした。

そんな日々の中である時
昭和町とは関係のない役者友達から
こんな事を言われました。
「Iって役者さん知ってる?」

そのIさんのことは知らなかったのですが、
Iさんと同じ劇団に所属する役者とは交流があったので
名前だけは知っていました。

「名前だけは聞いたことある」
「そのIが最近、昭和町に引っ越したらしくて...」

なんと!昭和町に!
ってことは、昭和町界隈にいずれ誘ってみよう!
なんて思いつつ、
なかなかIさんとは接点を持てない日々が続いていました。

何日かたった後、なぜかIの郵便物が
私のポストに入っているという事件が起こりました。
その時、初めて知りました。
「同じマンションだ!
しかも、同じ階だ!
絶対仲良くなれる奴やん!」

そこで初めて接点を持てました。

そして念願の、
昭和町界隈への誘いを何度か送ったのですが、
何度もやんわり断られました。

「大人数が苦手なのか?
人見知りなのか?」

ただ、大人数が苦手も
人見知りも、
演劇の世界では全く通用しない理屈です。

演劇のみならず、表現の世界というのは
他人と仲良くできてナンボの世界ですから。

繋がりを自ら作る能力がない人間から、
淘汰されていく世界なんです。

「まあ、いつか来てくれるだろう」
と思って昭和町界隈に誘い続けたのですが、
あるタイミングから既読スルーされるようになりました。

「ああ、こいつもうダメだ。
2度と会うことはないわ。」
ここが縁の切れ目だと、諦めました。

それから1年ぐらい後、
当時私が主宰していた劇団で
「フェスをやろう」という話が持ち上がりました。

アメ村のライブハウスを貸し切って、
多くのジャンルの仲間に出演してもらって、
もちろん我々の劇団も班分けして短編演劇を上演して、
大きなイベントをやろう!
そんな企画を進めていました。

とは言っても、私の劇団は
内弁慶なしょっぱい奴らが多くて笑。
前述した「繋がりを自ら作る能力がない人間」
「自劇団じゃないとやっていけない室内犬」ばかりで
外部と接点のある団員が、何人かしかいませんでした。

かくいう私は、自劇団の舞台よりも
どちらかと言うと外部仕事が多かったので、
そこで知り合った人の中から
個人的に好きな人ばかりにオファーを出しまくっていました。

そして、そう、何より
私には「昭和町界隈」があります笑。
もちろん声かけまくりです。
何度も遊んでるけど、実は一緒に仕事をしたことが無い人が多かったので
ウキウキしながらオファーを出していました。

スケジュールや所属事務所の関係で
全員参加とはいかなかったものの、
快い返事をたくさんいただけて
フェス当日への機運もグングン上がってきます。

着々と準備が整い始めて
そろそろ公式告知を始めようとしていた矢先、
なんとIから連絡がきました。
それも人伝で間接的に。
まあ私、ブロックしてましたから笑。

「噂でフェスをやるってのを聞いて、
実は僕、劇団とは別で所属しているグループがあって
出てもいいかな。
まあ僕も髙本君のご近所さんと言うよしみで」

いやいや、ご近所ではあるけど
お前、昭和町界隈じゃねえじゃん。
身内づらすんなよ、クソが。

とは思ったものの
間接的に連絡を伝えてくれた友人の顔も立てたかったので、
Iのグループも出演させることにしました。

そのグループもなかなか曲者揃いで、
リーダー格の人間の態度が悪くて
打ち合わせ中、ずっと嫌な気持ちだったのですが
固定ファンの集客を持っていたのと
ギャラに納得してもらえたので、
渋々ですが交渉成立ということになりました。

で、フェス当日。
仕切りがほとんど私だったので
何日も仕込みや打ち合わせを経てやっと開催できたのと、
無事に黒字を叩き出せたのとで
終演後は深い達成感で悦に行っていました。

本当に貸し切っちゃったので、終演後
ライブハウスでそのまま打ち上げまでやらせてもらい
他の出演者たちも楽しそうでした。
普通に活動をしているだけでは絶対に出会わなかったであろう
他ジャンルの表現者同士が仲良くなっていく
ある種異様な空間が広がっていました。

かくいう私も、昭和町界隈の人間の仲間、
バンドメンバーや漫才の相方などは接点がなかったので
楽しく騒いでいました。

そんな中、ふと気がつきます。
「あれ、Iは?」
Iと仲の良かった人に聞くと
「グループ全員もう帰ったよ」
とのことでした。

まあ、ええけど、別にええんやけど





...主催の俺に挨拶なかったな!
あいつやっぱゴミやな!
と一気に冷めました笑。

さらに後日。
イベント出演あるあるだと思うのですが、
同じイベントに参加したもの同士
SNSで相互フォローし合うというのが
ある意味、慣習みたいになっていました。

しかし、昭和町界隈の皆に聞くと
「Iって人、フォロバ帰ってけえへん」
「俺も!帰ってきてない」
「私は帰ってきたよ」
「え?私も」

劇団内で聞いても
「Iさんてフォロバ返せへん人なのかな?」
「え、私返ってきましたよ」
「うちも返ってきたよ」
「俺は返ってきてない」


...あいつ女子にしかフォロバ返してねぇな!
その顔面でヤリチンか!
やっぱあいつウンコやな!

ということがありました笑。
そんなわかりやすい「クズ」がいましたね。

今は結婚して四国に移住したそうですが、
もう2度と交わる気はないですね。
頼まれても仲良くしてやるもんか笑

昭和町界隈は、私自信が引っ越したのもあって
前ほど頻繁には交流できていないのですが、
今でも時々連絡とったり、
出演舞台の告知をくれたりと
細々と繋がってはいます。

良い人ばっかりです。

皆様も、
仲良くする相手は
ちゃんと吟味して選びましょう。

以上!