2023/10/11 00:03

こんにちは。




ショップをご確認いただいている方はすでにお気づきでしょうが、
ロンTやジャージ類などを細々と出品しております。


すでに売れちゃってるのもいくつかあるのですが、
80~90年代のヴィンテージ多めです。

こちらは90年代のカレッジロゴ長袖Tシャツ。

こちらは以前アナウンスしたかな?
90年代の米軍ミリタリージャケット。
これはまじでオススメです。
ちなみに同じ型の現行品も2着販売しております。

ヴィンテージではないですが、
その分お安くなっています。
襟周りが独特な形をしていて、
機能性もファンション的にも
優秀な一品です。


ヴィンテージだけではなくレギュラー古着も充実しております。
こちらは「Flame Resistant」という規格の長袖ワークTシャツ。
特殊なコットンが使われていて、
名前の通り燃えにくいのが特徴です。
炭鉱で働くワーカー達のために生み出された
無骨なワークアイテムですね。

という感じです。
まだまだ在庫はたくさんありますので
細々と出品していきます。
またお暇があれば、まめに覗いてみてください。


バナーも秋冬仕様に変えています。
「欲しい!今度買おう!」
と思っていたらすぐに売り切れるのが古着の世界です。
良いと思ったらすぐのご購入をおすすめします。



さて、毎回ブログには駄文を書いておりますが、
今回も少しお付き合いください。

最近「お役目」という言葉をすごく大切にしています。

きっかけになったのは、山崎一夫さんという方のお言葉です。

知らない方の為に説明しますと、
山崎さんは元プロレスラーでして、
かの伝説の団体「UWF」に旗揚げから所属していて
格闘技の世界では大物と呼ばれる方です。
プロレスの解説もされていて、
かなり理論的に技や動きを説明してくれることでもお馴染みです。

そんな山崎さんは、
現役時代はどちらかと言うと「負け役」のイメージがある選手でした。
UWFのエース格だった選手はもちろん、当時若手だった選手にも
結構負けている印象でした。

とはいえ、理論的に技や動きを解説できる方です。
もちろん弱いわけはないのです。
それでも他の選手に星を与えるベテラン選手、
という印象がありました。

そんな山崎さんが今年、インタビューを受けていまして
その中で出てきたのが例の「お役目」という言葉でした。

インタビュアーの方がまず
「山崎さんは高い技術と豊富な格闘技の経験があるのに、
なぜ積極的に負け役を引き受けていたのですか」
という質問を投げかけました。
まさに我々プロレスファンの想いを代弁するかのような質問です。

それに対して山崎さんの答えはこうでした。
「僕では団体の顔にはなれないと思ったからです。
上の世代にも下の世代にも、エースの器を持った選手が何人かいて
彼らに比べて自分に華がないことは理解していました。
だから彼らを引き立てるのが僕の「お役目」だと早い段階で考えていました。」
そのままの文章ではないですが、ニュアンスはこんな感じでした。

この「お役目」という言葉、
スポーツの世界のみならず
この世の人間関係における「真理」のように思います。

会社でも学校でも、遊びのコミュニティにおいても
皆それぞれが「お役目」を持って存在しているわけです。
それぞれが「お役目」を全うしているからこそ、
秩序が守られているのだと思いました。

人間の体と同じです。
例えば、1人の人間の中に心臓が3つあったとしても、
腎臓や肺が存在してないと生命を維持できないですよね。

そんな感じで、皆がそれぞれ「お役目」をこなすことで、
社会というものを形成しているのだと思います。

個人的にこの「お役目」の話で思い浮かぶのが、
結局私が劇団の主催をやっていた時のことです。
未練タラタラみたいであまり言いたくはないのですが、
思い出さざるを得ません。

私が主催していた
「Real Yellow Unit(以下、Yellow)」という劇団は、
公演を打てば黒字を出せていたし、
他劇団やフリーの表現者を巻き込んだイベントも行えるくらいに
そこそこ成功した劇団でした。
「でも売れてないじゃん」と言われるかもしれませんが、
大阪という土地で、本公演で黒字を出すこと自体
そもそも不可能に近い話でして、
そんな中で、ほぼ毎回黒字を出していたYellowは
「大阪では数少ない、成功した劇団」として名前が通っていました。

そんなYellowも崩壊直前の時は
今思えば
それぞれが「お役目」を放棄していたなと感じます。

演技力はないけど声が大きくて目立っていた役者が
急に脚本を書いていたり、
対して集客力のない若手団員が
看板役者然としていたり、
裏方としての能力が凄く優秀な団員が
本公演で役者をやっていたり、
不毛地帯そのものでした。

そんなYellowの中にあって私自身はというと
その頃は体調を崩していた時期で、
療養期間中はYellowにノータッチだったりしたので
現場復帰した時には上記のような不毛地帯が出来上がっていた訳です。

もちろん、大赤字を出していました。

余計なグッズも大量に作って物販していましたが、
そもそも集客ができていなかったので
めちゃめちゃ売れ残っていました。
(Yellowを解散させたあと、ストレス解消を兼ねて
殴ったり投げたりして全て破壊しました。)

そもそも当時、私が座長代理を任せていた団員が
団体のトップは務める「お役目」ではなかったのですが、
それは任命した私の責任です。
だからその負債も私が個人的に引き受けました。
(ちなみにその負債分の借金、未だに毎月返済しています。
だからエゴトピアが儲からないと、マジで自己破産します)

とはいえ、私が復帰して現場を仕切れば
また前みたいに黒字を出せるはず。
そう思って再びYellowを仕切り始めたのですが、
一度「お役目」を忘れた劇団員は制御不能になっていました。

「あんなことがしたい」
「こういう役がほしい」
皆口々に好き勝手な事を言い始めます。
私はなるべく理論立てて
「○○○という理由で集客に繋がらない」と説得しましたが、
ヘソを曲げて手を抜く団員も現れる始末。

結局、私が復帰した公演では微黒しか出せず、
感覚的に「あ、もう常連さんの心も離れちゃったな」
というのがあったのと、
「お役目」以上の仕事を覚えてしまった団員達に
無謀な野心が芽生えて、
「辞めたい」と言い出す団員が何名か現れた為、
Yellowは畳むことにしました。

「「お役目」以上の仕事を覚えてしまった団員達」は
それぞれ活動を続けているみたいですが、
ほとんど成功はしていないみたいです。
そりゃあ、「お役目」じゃない事をしている訳ですからね。
正直「ざまあ見ろ」と行った感じです。
とことん地獄を見れば良い。
反省が済んだら私に30万円返しに来い、と言いたいところですが
おそらく死ぬまで反省はしないでしょうね。
だから縁を切ったんです。
私の人生には金輪際必要のない人間達です。

ところで、ここまで語ってはみましたが
「私」という人間の「お役目」は
一体なんなのでしょうか。
「古着屋エゴトピア 社長」という肩書は
果たして本当に「お役目」なのでしょうか。

まあ、もうしばらくは続けてみます。
「お役目」だと思えなくなった時は
スパっと引退して、新しい「お役目」を探します。

以上、本当に取り留めのない駄文になっちゃいました笑。

お疲れい!