2023/12/07 12:32


最近休みがちな理由をお伝えしていなかったのですが、
実は先日、祖母が亡くなりまして。
本葬儀が終わったとはいえ、まだまだ片付けなければならない事がたくさんあったり、私自身の体調も中々良くなかったりと、多方面で忙しくさせてもらっています。

20年程前、まだ私が小学生の頃に脳梗塞で倒れ、普通の生活もままならない中ではありましたが、祖父や伯母家族、私の母達が身の回りの世話をしながら元気に過ごしていたのですが
昨年、ちょうど私が大阪から地元に帰って来たくらいの時に、太腿にガンが見つかって施設に入っていました。

年齢的にも治療に耐えられる体力が見込めない事から「覚悟はしていてください」とは伝えられていたのですが、やはりいざ居なくなっちゃうと一気に寂しさが込み上げてくるというか。
今でもフッと気を抜くと涙が出てきます。

そんな中先日、形見分けをいたしまして、まだ元気だった頃の祖母が良く着ていた赤い革ジャンを譲って頂きまして(というか、孫特権で無理矢理奪って来たというか笑)
祖母は昔からオシャレが好きな人でして、特に祖母がレザーを扱う仕事をしていた事もあって、幼少の私が特に記憶に残っていたのがこの革ジャンでした。聞けば私の母親が子供だった頃から着ていたと言いますから、60〜70年代くらいの立派なヴィンテージですね。
祖母が倒れてから約20年放置されていたのでカビだらけだし、サイズも合わないのですが、ちゃんと綺麗に手直しして大切に保管しようと考えています。
それが「古着のプロ」の孫ができる、唯一の祖母孝行になれば幸いです。

で、もう一つの黒の革ジャンですが、祖母の職場で祖父が購入した一品との事で
こちらも70年代くらいの質の良い牛革のジャケットなのですが
「重いし動きづらいし、もう着れへん」との事で、何故かついでに頂きました笑。
しかも、サイズぴったり笑。
こちらはオイルメンテだけで綺麗にできたので、すでに普段使いしています。

こうやって次の世代へ引き継がれていくのも、古着という文化の素晴らしさだなと思います。
もしいつか自分にも子供が出来たら、孫が出来たら、この革ジャンを継承出来るように
ちゃんと綺麗に管理して残して行こうと思います。